エンジンルーム

ドライブ直後に車から聞こえる「カンカン」という異音の正体は?

高熱にさらされて膨張した金属が出す音

ドライブをした後に、エンジンを停めて車を降りる時などに、車から「カンカン」もしくは「キンキン」という異音が聞こえることがあります。
特に車の後ろの方向から聞こえることが多く、大きな音ではないものの、普通はしない音ですので気になってしまうことがあるでしょう。
車は機械モノですので、異音がするとどこかが調子悪いのではないか、パーツが外れたり壊れたりしているのではないかと気になってしまうものです。

しかし、結論から言うと、このドライブ直後の「カンカン」という小さな音は、ほとんどの場合で気にしなくて大丈夫と言えます。
この異音は、運転によって熱くなった金属の板が膨張した後、エンジンを停めることによって温度が下がり、また下に戻る時に鳴る音なのです。
要は、キッチンのシンクに熱湯を捨てた時に「ベコッ」と鳴るのと同じ原理ですね。

特にパーツが壊れているとか、破損しているとかというわけではなく、単に金属板が動いているだけですので心配する必要はありません。
車はエンジンで爆発現象を起こし、その熱をマフラーを通して排気していますので、エンジンで発生した熱が後方に逃れ、それによって後方の金属が温められやすい状況にあります。
そのため、車の後ろ付近で異音がすることが多いのです。

現在はこうした異音がなっても特に問題となることはない

金属が膨張して曲がるというのは良くないことではないか、と考える人もいるかもしれません。
確かに、昔は質のあまり良くない金属を使用していて、熱で膨張した後水たまりなどの水をかぶって急激に冷やされると、その部分が割れてしまったり、ひびが入ってしまったりすることがありました。
しかし今ではそのようなことはなく、質の高い金属が使われていますので、熱による膨張があったとしてもトラブルになることはまずありません。

エンジンの熱で温められるのは当然のことであり、その対策はしっかりと取られていますので安心して良いでしょう。
特に異音が発生しやすいのは、車内に熱を通さないために付けられている遮熱版であることが多いので、この部分に熱が来ていて、車内が熱くならないというのは、しっかりとその機能が果たされているという証でもあります。
車は熱を発生するのが当然となっていますので、その対策がしっかりとなされているのです。

もちろん、異音が急激に大きくなってきた、大きな異音がした後、振動が起こる度に「カラカラ」という音がするようになったという時は要注意です。
どこかのパーツが外れていたり、破損していたりする可能性があります。
そのような場合には、早めに修理工場に車を持っていって点検してもらった方が良いでしょう。

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